こんにちは、調香師の山田夕夏です。
今回、私がおすすめさせていただく本は『入社1年目の教科書』です。
この本は題名の通り、社会人1年目に向けて、ビジネスマナーを伝えた本です。
とは言え、1年目でも、3年目でも、15年目のベテランであっても、読んで欲しい一冊です。
3月~4月は新社会人としてのスタートをする人はもちろん、異動や転職で仕事が変わったり、役職や役割が変わったりする人が多いです。
そんなときに、改めて仕事のやり方や取り組み方を考えて欲しい、ということで『入社1年目の教科書』をご紹介させて頂きます。
この本は3つの原則と50のルールが紹介されています。
3つの原則とは、
「頼まれたことは必ずやりきる」
「50%でよいから早く出す」
「つまらない仕事はない」
があります。
そして、その他に具体的な事例を元に50のルールを解説しています。
オススメポイント
私自身はグレイトティーチャー株式会社に社会人6年目で中途入社した後に、社長に勧められたので読んでみました。
すると「そこは分かっていなかったな」と改めて気づくことがあり、これがこの本のすごいところだと思います。
例えば25番目のルールで「社会人の勉強はアウトプットがゴール」というのがあります。
アウトプット力を高めるためには、表現力が必要で、内容はもちろん、伝え方も大事だとあります。
伝えた相手が間違った判断をしてしまったとしたら、それは相手の理解力が不足しているのではなく、自分の伝え方が間違っていた、ということなんですね。
- 理解しやすいように伝えられたかな
- 重要度、緊急度はどうかな
- 繰り返し伝えたかな
- 伝えるタイミングはどうかな
- 言葉遣いはどうかな
- そもそもアウトプットするとはどういうこと?
- そもそも敬語とは?
など、仕事の基本を見直して
「ああ、ここが足りていなかったな」とか
「ここをもう少し工夫できるかな」
というのが自然と思い浮かんできます。
当たり前のことしか書いていないけれど、この当たり前ができている社会人ってどれくらいいるのかな?と思うくらい、この本は、当たり前を深めてわかりやすく書いてあります。
仕事の取り組み方や人間関係の捉え方、普段の勉強の仕方など、普段迷うこともあると思います。
今、あなたが抱えている問題に対してヒントとなることが、この本できっと見つかるでしょう。
読みやすいですし、何度も読んでもらえたらと思います。