■合格した大学
大阪大学(文学部)/同志社大学/立命館大学/関西大学
運命の一冊を見つけた!
「何とかして短時間で成績を上げる、素晴らしい勉強法はないだろうか」
そう考えて、本屋で勉強法について書かれた本を2、3時間も立ち読みした末に、ミスターステップアップの『大逆転勉強法』に出会いました。
この本は立ち読みで終わらせてはいけない……!という内なる声に従い、すぐさまレジへ。
それが高校1年生のことでした。
不登校からの脱却
私は高校2年生の秋ごろから、人に対する不信感、恐怖感から徐々に学校にいけなくなり、同年の冬には立派な不登校児へと化していました。
そこから1年間、一切勉強していません。
よく言うテスト前の「私、全然勉強してないんだ~」というノリではなく、本当に全くやっていませんでした(笑)
当然、成績はガタ落ち。
卒業するのがやっとで、私の受験生活1年目は終わりました。
そして私は、高校1年生の頃から憧れていた、ミスターステップアップへの入塾を決意したのです。
驚きと感動の連続でした。
入塾説明の時、初めて先生方に会い、「本に載っていた人だ!」と、大興奮しました。
村田先生の丁寧な説明を聞いて確信。ここなら1年間勉強できると。
そして、スタッフさんの入れてくれたミルクティーがおいしすぎて感激したのを覚えています。
塾に入り、まず驚いたのは、塾生の何人かが廊下や階段で勉強していたり、食堂でごはんが出てくるまでの間にも、勉強しながら待っていたことです。
ここまで勉強に対して本気で取り組んでいるんだ…と驚きました。
一人暮らしで食事の心配をしていましたが、「ゆにわ」のまかないは、そんな障害をあっさりと吹き飛ばしてくれました。
味がおいしいのはもちろんのこと、食事をすることへのあたたかさ、豊かさを感じさせるような優しさがこもっていたからです。
毎日のごはんは、私の受験生活を根底から支え続けてくれたものの1つでした。
そして、「いらっしゃい!」と迎えてくれるスタッフさんの、いつも変わらない笑顔も。
気分が落ち込んで家に引きこもってしまっていた時も「いつでも食べにおいで!」と声をかけてもらい、救われたこともありました。
あの一言で心に火がついて
苦労したのは気持ちの振れ幅をなくすこと。
私はノってる時は楽しく勉強できるのですが、落ち込むとどうしようもないくらいネガティブになってしまう癖がありました。
21日間も勉強が手につかなくなったことも。
また完璧主義な面があり、計画通りにいかないと、自分を責めることもしばしば。
自分を責める、落ち込む、勉強が手につかなくなる、計画通りにいかない…というスパイラルに陥ってしまっていました。
しかし、講師やスタッフの方々と何度も何度も対話をしていくうちに、少しずつ癖や思考パターンが直っていきました。
自分の弱さや短所も認めようと、腹が決まったのです。
数学には苦しみました。
高校2年から不登校だったので、はじめはお手上げ状態。
初歩の教材から、10回、20回、30回と反復しました。
なのに、夏に解いたセンター過去問はなんと37/100点。
愕然として、今まで勉強してきたのは何だったのかと大泣き。
その後も、鳴かず飛ばずの時期が続き、追い詰められたプレッシャーや、ちっとも上がらない成績に、とうとうメンタル崩壊。
塾で1時間ぐらいずっと泣いていました。
そんな私を、弓場先生は一喝してくれました。
「泣いたって何も変わらへん!本番で9割とる受験生は、くよくよしていないで、泣きながらでも前に進もうとすんねん!」と。
悔しい!このままじゃいけない!
そんな気持ちに火がついて、なりふり構わず、どんな初歩的な質問でも、臆せずにぶつけていくようになりました。
苦しいことでしたが、みるみる成績が上がり、年末にはⅠA90点、ⅡB80点までとることができるようになったのです。
最後まで数学で苦しみましたが、おかげで、自分の弱さや短所に向き合うことができたのだろうと確信しています。
数学よ、ありがとう!
合格発表を見たときに湧き上がった、意外な気持ち
迎えた本番。試験科目は3科目。
ラストは国語でした。
この教科で合格が決まる、と思いながら問題をめくると、漢文で、高校の授業でやった問題と、全く同じ文が出されたのです!
それも真面目に勉強していた高校1年のときの問題が!
鳥肌が立ちました。
ああ、自分はこの大学にご縁があるんだなと確信しました。
そして運命の合格発表。
私の番号がありました。
合っているかどうか心配で、五度見したほど。
飛び上がるような喜びを感じるのかなと思っていたのですが、こみあげてくるのは喜びよりも、安堵感や、支えられてきたことへの感謝でした。
学んだことをどう活かしていきたいか
この塾に来て、先生やスタッフの方々があらゆる面で、誰かに尽くす、世の中に尽くす姿勢を示してくれたことで、自分以外の誰か、何かのために一生懸命に日々を生きることは、こんなに格好いいことだったのかと気づかされました。
その気持ちを胸に、日々精進していこうと思います!
最後に、私をここまで誠心誠意支え、見守ってきてくださった先生方、辛い時に励まし、肩の力を抜いてくださったり、日常面で支えて下さったスタッフの方々、背中でやる気を見せながら、勉強する姿を示してくれていた戦友(塾生)たち、この体験記を読んでくださった方に、精一杯の感謝の気持ちを記して、終わりにしたいと思います。
本当に、ありがとうございました!
吉田こころは幸せ者です!