新年、明けましておめでとうございます!
今年も、みなさまを開運に導く情報をどんどん発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
さて、お客さまから、
「2019年はどんな一年になるんですか?」
「どういうことに気をつけたら運が良くなりますか?」
というご質問を多くいただいているので、お答えしますね。
「十干十二支」ってなぁに?
なにげなく目にする「干支」には、実は深い意味が隠されています。
干支は、年、月、日や方角を表すために、古くから中国で使われていたもので、「十干」と「十二支」を合わせた、60の周期を使って表します。
十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10要素。
十二支は、子・牛・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12要素。
十二支は、年齢を計算するときなどで話題に上がるため、なじみがあるかと思います。
実は、十二支のサイクルは生物の進化の流れを示しているのです。
子というのは種子、タネという意味があります。次の丑は根を張って、目に見えないところで育つ。寅は芽吹き。卯は開く。辰は成長。巳は実がなる・・・、という風に進んでいき、十二支の中の最後が亥です。
どうして干支の説明をしたかというと、十干と十二支を組み合わせた「干支」で、その年に流れるエネルギーの質が決まるからです。
これから2年間の生き方がその後の人生を決める
先程も説明した通り、干支は全部で60種類。
その中で、特別なエネルギーが流れる13の干支があります。
それを「異常干支」と呼びます。
その名前が示す通り、この干支が巡る時は「普通」ではない、「特殊」なエネルギーが流れます。
それが
- 2018年戊戌
- 2019年己亥
- 2020年庚子
と3年間連続で巡ってきます。
異常干支のときは、社会でも、個人の人生でも、今までは考えられなかったような出来事が起こり、現実が大きく変わります。
どんなことが起きるかというと・・・
- 今までの常識が通用しなくなる
- 想像を超えた急激な変化が起こる
- 直線的ではなく、飛躍的に変化する
- 試練のような辛い経験が開運につながる
今までの自分を突破していくには、2019年から残り2年間の異常干支は最適な期間になるでしょう。
「自分は今まで〇〇だったから」「私は〇〇な性格だから」といった、過去からの固定観念や枠にとらわれないことが大切です。
自由で柔軟な発想はいつの時代にも必要ですが、より大事になってくるのが異常干支の3年間。
ありえないような変化が起こりやすいので、その波に乗ることで、一気に思いもよらなかったチャンスが巡ってくるかもしれないのです。
だから、不安や執着を捨て、勇気を出して新しいことに一歩踏み出してみましょう!
2019年の開運ポイント
2019年はいよいよ今上天皇が譲位され平成の世が終わります。
皇室における変動は、日本全体の運気が動くということ。
つまり日本にとっては、新しい時代の幕開けです。
天皇陛下が変わるということは日本のトップが変わるということ。
イメージで言うならば、会社の社長が交代したら会社の空気や雰囲気って変わりますよね。
天皇が交代されるということは、日本全体の空気が変わり、そこから時代も大きく変化する時期ということなのです。
「異常干支」という特殊な流れのタイミングでの、日本にとっての新しい時代の幕開け。
ここで枠にとらわれず新しい時流に乗って、開運していくためには大切なことがあります。
そのヒントを2019年の干支から読み解いてみましょう。
己亥のエネルギーのヒミツ
2019年の干支は、いのしし年ですが、単なるいのしし年ではなく、己亥といいます。
己とは「木火土金水」という五大エネルギーのうちの「土」を表します。
土のエネルギーはさらに陰と陽にわかれ、昨年の「戊」は、土の陽のエネルギー(目に見えるもの)であり「山」を表します。
今年の「己」は、土の中の陰のエネルギー(見えていないもの)であり「大地」を表します。
大地というとどんなイメージがあるでしょうか。
命が生まれ、育まれる場所が大地ですよね。
さらに「己」がつく漢字を考えてみると、その意味がより深く理解できます。
例えば、「紀」。
この漢字には、「筋道」という意味があります。
過去の記録が積み重なったものが筋道です。
つまり、己には「過去の集大成」という意味があります。
己は「おのれ」とも読めます。
おのれというのも、自分という存在の過去からの集大成。
今世だけではなく、過去世、前世も含めた過去の集大成という意味なのです。
大地も同じ。
これまで生まれ育って亡くなった人間、動物、樹木、あらゆる生命は最後には必ず大地に還ります。
大地とはまさに、すべての生命の記録が残っている命の集大成です。
漢字から読み解く 己亥
次に、「亥」。
亥がつく漢字は「核」です。
核とはコアという意味。
自分自身にも核がありますし、植物にも核があります。
他には「骸」。
これは骨だけになった状態のこと。
「刻」は、刀で削っていくこと。
つまり、「亥」とは、「余計なものを削ぎ落として最後に残った骨の部分(本質、大切なもの)」という意味をもつのです。
では、「己」と「亥」が合わさった2019年は、どのような年になるのか。
過去やってきたことを見直し、いらないものを削ぎ落として、一番自分にとって大事なものだけが残るということなのです。
「私」ってなんだろう?
ところで、「私」ってなんでしょうか?私たちは、「自分はこうしたい、ああしたい」「自分はどんな人生を歩んだらいいかな」「自分は一体何が向いているのかな」と考えるわけですが、ここで私とは何かを考えてみてください。
「私」のキャラクターや個性を伝えようとした時、説明しようとすればするほど、「周りの人との関係性」の話をする必要が出てきます。
「両親はこんな人で、誰と仲が良くて、学生時代はこんなキャラで、会社での役職はこうで、周りの人からどんな評価を受けていて・・・」といった具合に。
私が存在するためには、周りの人の存在が密接に関わっているということです。
家族、住んでいる地域、職場や学校の人、趣味の仲間。
そうやって「私ではない人」との関係性の中で生かされているのが「私」です。
つまり、「私」を構成しているのは「周りの存在」ということなのです。
周りとの関係性なくして、唯一の「私」なんてものは存在しないのです。
これはヨーガ、禅宗、仏教でも悟りを突き詰めると同じ結論になります。
釈迦はそれを「一切空」(すべての物事に実体はなく、ただ関係性のみが存在する)と伝えました。
固定的な「私」なんてものはなく、すべては関係性の中に存在しているだけなのです。
2019年は人との関係性(つながり)を見直す年
つまりここから何が言いたいかと言うと、「己」には、「自分自身の気持ちや本音を大事にしなさい」という意味も含まれますが、もっとそれ以上に大事なことがあるということ。
それが、私の存在を支えてくれているのは周りとの関係性なのだから、「周りの人の幸せを願い、応援し、助けられる人になろう」ということです。
世のため、人のために生き、つながりを大事にする。
それこそが、あなたの核、コアなんですよ。
ということです。
日々忙しく暮らしていると、身近な人とのコミュニケーションがついついおろそかになってしまいがち。
けれど、近くにいるということは、深い「ご縁」があるということです。
- 一緒にいることが当たり前だと思わずに、いてくれることに感謝する。
- 素直な気持ちを伝えてみる。
- 困っていることがないか気を配る。
- 話を聞いてあげる。
- 言葉にならない本音をくみとってあげる。
- スッと手を差し伸べる。
そうやって目の前の大切な人のために、エネルギーを注いでみるところから始めていきましょう。
最も仲良くすべき相手は?
ご縁があるのは、気が合う人、仲のいい人だけではありません。
- やりにくい上司
- 言うことを聞かない部下
- なかなか好きになれないあの人
- いつもケンカばかりしてしまうアイツ・・・
そういう人たちも、あなたに何かを教えるために、近くにいてくれているのだと思ってみてください。
きっとそれだけで、向き合い方が変わるはず。
周囲の人は、あなたの心の鏡です。
わかりあえなかった人と、わかりあえた時、あなたの中で大きな気づきが生まれるでしょう。
嫌いだった人を、愛せるようになったとき、あなたの中の、不要なものが削ぎ落とされているのです。
それは、
- 子どもじみたプライドだったり、
- 素直になれない頑固さ
- 自分だけを守ろうとするエゴ
- 過去の経験から植えつけられた恐怖心
だったり。
そのようにして「私ってこういう人」という固定的なイメージを壊して、削ぎ落としていくうちに、本当に大切なものだけが残るのです。
光を信じて踏み出す勇気
十二支のサイクルの中で、亥は最後に巡ってきます。
つまり、花開き、実がなり、成長しきって枯れて、何も残っていないということを指しているのが「亥」です。
2019年は、余計なものを削ぎ落として削ぎ落として、最後に残る一番大事な人との関係性を見つめ直すことで、開運していくということ。
削ぎ落とされる時は、痛かったり、辛かったり、恐怖を伴うこともあるでしょう。
けれどその先にある光を信じ、ハラを決めて踏み出す勇気ある一歩が、あなたの人生を進めるのです。