「2018年ってどんな一年になるんだろう?」
「どういうことに気を付けたら運が良くなるの?」
そんな疑問に「干支(えと)」の視点からお答えします。
2018年は、新しいステージに進む年
みなさんは、干支(えと)が何を意味しているのか、御存知でしょうか?
2018年の干支は戊戌(つちのえいぬ)です。
戊(つちのえ)は「草木が生い茂る山」。
戌(いぬ)は「草木を刈り取る」という意味があります。
これらを統合すると「新しいものが生い茂り、古いものが刈り取られる」という意味になります。
世界や社会全体として、また、個人の人生においても、古きを断ち切り新しいステージに進む決断が迫られる一年となります。
思い切った決断や変化は吉といえるでしょう。
60年前の「戊戌」の一年は「岩戸景気」といって新しい好景気のはじまりとなる一年でした。象徴となる出来事は、皇太子様(現在の今上天皇)と美智子様の婚約です。美智子様は初めて民間から選ばれた皇太子妃ということで、注目を集めました。これも「新しいステージ」の象徴といえる出来事でしょう。
「十干十二支」ってなぁに?
干支は、年、月、日や方角を表すために、古くから中国で使われていたもので、「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)を合わせた、60の周期を使って表します。
十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素。
十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12の要素で構成されています。
十二支は、年齢を計算するときなどで話題に上がるため、馴染みがあるかと思いますが、十干も同じように毎年、順々に巡っています。
十干と十二支を合わせて、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」と言います。
どうして干支の説明をしたかというと、十干十二支の組み合わせで、その年に流れるエネルギーの質が決まるからです。
これから3年間の生き方が、その後の人生を決める
先程も説明した通り、干支は全部で60種類あります。
その中で、特別なエネルギーが流れる13の干支があります。
それを「異常干支」と呼びます。
その名前が示す通り、この干支が巡る時は「普通」ではない、「特殊」なエネルギーが流れます。
それが来年から、
- 2018年 戊戌 つちのえいぬ
- 2019年 己亥 つちのとい
- 2020年 庚子 かのえね
と3年間連続で巡ってきます。
異常干支のときは、社会でも、個人の人生でも、今まででは考えられないような出来事が起り、現実が大きく変わります。
どんなことが起きるかというと…
- 今までの常識や枠組みが通用しなくなる
- 思ってもいなかったような急激な変化が起こりやすくなる
- 直線的ではなく、飛躍的に変化する
- 嘘や建前、安全、安定が崩れるような出来事が開運のきっかけになる
そのため、今までの自分を突破していくには非常に良い3年間になるでしょう。
このエネルギーを活用して、今までにない飛躍を遂げる方も多くいる反面、過去の価値観に囚われて、不運な方向にいく方もいらっしゃいます。
2018年の開運ポイント
考え方のポイントとしては、今年一年というより、“3年間”という枠で考えると良いでしょう。
これからの3年間の過ごし方で、如何に自分の思い込みの“枠”を超えられるかどうかが人生の分かれ目になります。
「私は〇〇な性格だから…」「あのとき○○だったから、これからも同じだよね」などといった、過去のやり方や固定観念を壊していくことが大切です。
自分の未来を信じて、今まで挑戦してこなかったようなことにチャレンジしてみましょう!
人間の細胞が常に入れ替わるように自分の価値観や考え方も変えていってこそ、開運するのです。
今年のテーマは「山」。
山の表面にある草木や花は、見えない土の部分に支えられています。人は得てして、目に見える部分や結果に囚われがちですが、土がきちんと肥えていなければ、目に見える美しい草木や花はきちんと育ちません。
しかし、目に見えない部分を豊かにしていけば、見えるところも、自然と豊かになっていくものなのです。
それと同じように、ご自身の生活でも、「目に見えないもの」を大切にしてみましょう。
例えば、
- 普段考えていることをポジティブにしたり
- 人の幸せを祈ったり
- いつも聞いている音を心地の良いものに変えたり
- 人との信頼関係を築く努力をしたり
- 職場の掃除をしたり
どれも目には見えないものですが、目に見えない部分を日々コツコツと整えていくことで、人生は間違いなくより豊かになっていきます。
年始に参拝したい、オススメの神社
伊雑宮(いぞうぐう・いざわのみや)
伊雑宮は、三重県志摩市磯部町上之郷にある神社。式内社論社で、志摩国一宮。 皇大神宮の別宮の一社。度会郡大紀町の瀧原宮とともに、「天照大神の遙宮」と呼ばれる。2013年の年間参拝者数は93,267人。(ウィキペディアより)
一年の計は元旦にありといわれうように、一月にたてる志は人生の方向が非常に大事です。
伊勢神宮の伊雑宮(いざわのみや)は、とてもオススメ。外国人観光客などで気が雑雑しくなっている神社が多い中、伊雑宮はいつ行っても、空気の良い神社です。
そこには北極星の神様がおりています。
熱い志を持って祈れば、人生の指針を示してくれるでしょう。
伊雑宮の入り口。こじんまりとしているが、一歩鳥居をくぐれば、格別な空気が広がっています。
境内に生えている巨木の根っこ。自然のエネルギーが満ちているのが感じられますね。
お手水で心を鎮めて、参拝にのぞみましょう。
伊雑宮でもう一つ訪ねるべきなのは、駐車場の横にある「御神田(おみた)」です。
伊勢の神様にお供えするお米を作っている専用の田んぼ(神田)です。
毎年6月24日には、「田植祭」が盛大に行われます。
日本を代表する伊勢神宮・内宮は、斎庭の稲穂の御神勅(ゆにわのいなほのごしんちょく)で瓊々杵命(ににぎのみこと)に黄金の稲穂を託した天照大神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。伊勢神宮と稲作は深い関係にあり、やはり日本人にとって稲は特別な存在なのだと感じらせられる風景です。
■ 伊雑宮(いぞうぐう・いざわのみや)
所在地: 〒517-0208 三重県志摩市磯部町上之郷374
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