【意外と知らない】ごはんの栄養~体と心を満たすお米のパワーとは~

ごはん1杯分(150g/252kcal)に含まれる栄養素

たんぱく質(3.8g)

牛乳コップ約1/2杯分(111ml)

体をつくる。

脂質(0.5g)

食パン(8枚切り)の約1/4枚分(12g)

エネルギーになり、細胞やホルモンをつくる。

炭水化物(55.7g)

バナナ約1.5本分(247.5g)

体と脳のエネルギー源。

カリウム(44 mg)

茹でたほうれん草一口分(9g)

血圧を下げる。

カルシウム(5 mg)

ヨーグルト約小さじ1杯分(4g)

骨や歯をつくり、出血を止めたり、神経や筋肉を働かせる。

マグネシウム(11 mg)

アーモンド3粒分(3.6g)

骨や歯をつくり、血圧を維持したり、神経の興奮を抑える。

鉄(0.2 mg)

乾燥ひじき大さじ1杯(3g)

酸素を体全体へ運ぶ。

亜鉛(0.9 mg)

ウナギのかば焼き1/5切れ(33g)

正常な味覚、皮膚・粘膜を保つ。

銅(0.15 mg)

割いたスルメ約10片(15g)

赤血球をつくるのを助ける。

ビタミンB1(0.03mg)

レバー小さめ1切れ(9g)

疲れを元気にする。

ビタミンB2(0.02mg)

納豆約1/10カップ

皮膚・粘膜を保つ。さまざまな栄養素を体内でエネルギーに変える。

葉酸(5μg)

モロヘイヤ1/2本分(2g)

血をつくる。

食物繊維(0.5g)

こんにゃく1口分(23g)

快便にし、生活習慣病を防ぐ。

 

出展:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

ごはんは“たましい”の栄養

ちゃんとごはんを食べれば、運が良くなる

といわれても、にわかに信じられないかもしれませんが、本当の話です。

パワースポットをめぐるよりも、開運グッズを集めるよりも、どこかでお祓いを受けるよりも、食を変える方が、よっぽど開運の効果があります。

お米が持つすごいパワー

米の「こ」は「こめる」「め」は「恵み」という意味合いがあります。

つまり「こめ」は、「(神様からの)恵みが込められたもの」という意味になるのです。

また、稲の「い」は「いのち」「ね」は「根っこ」という意味があり、これも日本人の命を支えるという意味が含まれています。

さらに不思議なことに、稲は連作障害を起こさない作物です。

連作障害とは、一つの畑で同じ作物をとり続けていると、やがてその作物が穫れなくなる現象のこと。

それが起こる原因は、畑の中にある栄養素や養分を奪いつくす、また、微生物のバランスが崩れるからだと言われています。しかし、お米・稲は、一切それが起きない、無限循環を起こす作物なのです。

ごはんで“光”を吸収する

料理人ちこが店長をつとめる『ゆにわ』の朝は、神棚へ「水・米・塩・お酒」をお供えすることから始まります。

そして、お客様にも、神様にお供えするのと同じ気持ちでお料理を提供しているのです。

仙人が不老長寿なのも、禅師が悟りをひらくのも、天才が発明発見するのも、みんな“光”を食べて生きてきたからなんだ。では、どうやったら“光”は食べられるのか?

いちばん簡単な方法は、日本の伝統的な食事を、感謝しながら食べることだ。

炊きたてのご飯、お味噌汁、梅干、おにぎりを、ありがたく、いただくことだ。

出来るかぎり良いお水、良い塩、良い梅干、良いお味噌を使いなさい。

さらに、水・米・塩・お酒を、物ではなく、“光”だとイメージしなさい。

月の光、地球の光、太陽の光をイメージしなさい。“光”それは愛と言ってもよい。

食事も、呼吸も、読書も、会話も、掃除も、すべて“光”を吸収するのが目的だ。

“光”を吸収した者は、錬金術でいうところの賢者の石を得て、幸福になれる。

仙道でいう不老長寿の仙薬を得て、いつまでも若々しく、健康でいられる。

人間の身体には、たしかに栄養素は必要だが、とくに心には“光”が必要なのだ。

と、高校生当時に通っていた大学受験塾の元塾長であり、人生の師である北極老人から教わったそうです。

「水・米・塩」で、生命の源となる“正のエネルギー”を補給し、日本の伝統的な味噌、梅干などの発酵食品で、“負のエネルギー”を退けて、身体から余分なものを削ぎ落すことで、“正と負の働き”がそろいます。

これらを束ねて“光”に変換するのが、愛念であり、意識であり、美しい言葉なのです。

料理にひかりを宿すことは、神道の「むすひ」

「むすひ」の概念は非常に広いです。生命を生み出すこと、また、陰と陽、光と影、相反するものを一つにすることも「むすび」になります。例えば、水素と酸素が結びついて水となったり、男女が結びついて子どもができたり、家々が結びついて村や国ができたりするのは、すべて「むすび」です。

料理において「むすび」とは「おむすび」。水・米・塩、本来バラバラなものを人間の手でひとつに結んでいくのを儀式のように、神事のような気持ちで行うと、お米が単なる炭水化物ではなく、光が宿ります。こんなご経験はないですか?お茶碗だと一膳でおなかいっぱいになるのに、おむすびにしたらなぜか二、三膳分のごはんを食べてしまったことが。そして、ちゃんとした思いで握ったおむすびは、いくら食べても太りません。そういうおむすびを食べていれば、太っている人も、痩せている人も、自然とちょうどいい体形になっていきます。人生が変わるような料理になるのです。

それが料理を「むすび」の儀式として行うということ。科学的な言い方をすると原子転換です。単なる炭水化物が一つのエネルギーとして物質的に変性していきます。

 

日本人にとって、お米は別格の存在なのです。もはや栄養素などで、その価値をはかれるようなものではありません。

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